新卒後オペ室看護師として働いていた時点では病棟看護師は未経験だったので、こんなものなのかな、と思っていたのですが、5年経って病棟看護師に異動。
日頃の患者とのコミュニケーションが重要視される中、私はとても戸惑いを感じました。
これこそ本来の看護師の仕事というか、看護師を目指し始めた時も学生で勉強をしていた時も、こういう絵にかいたような看護師の仕事をするんだな、と思っていたんですよね。
それが新卒と同時に配属されたのがオペ室。
何も分からないままに5年間オペ室で働いてきて、すでにその働きが看護師としての自分の役割だと思い込んでいたんですよね。
いきなりの異動に驚きは隠せませんでした。
総合病院なので当然異動はあります。
私が5年間オペ室にいた間も、勤続10年以上のベテラン看護師が異動してきたこともありました。
それでも私が異動になるとは思っていなかったんですよね。
実際に病棟看護師になって、術前や術後の患者には、なるべく安心して落ち着いて手術を受けられるようケアするのは比較的得意でやりやすかったのですが、言葉にするのは難しいのですが、何か、私がいる場所じゃないような気がしてしまって。
もっとオペ室で働いていたかったんですよね。
看護師としての直接的な仕事ではないですが、いろいろな術式を見て、それについて勉強するのが趣味みたいになっていたんです。
時には医師に質問したりして。中には、毎回どういう術式か教えてくれる医師もいました。
今思えば、そういうのがいけなかったのかな。
多分、中にはそういう風に医師とコミュニケーションを取ることをよく思わない看護師もいるんですよね。
だから異動になったのかな、真相は分かりませんけど。笑
とにかく、病棟よりオペ室で働きたい、と思って病院の人事担当者にも相談をしてみたのですが、「すぐの異動はない」と言われてしまったんですよね。
病院としてはいろいろな部署を経験して、幅広い技術を身につけてほしいと。
それはもっともなことですね。
でも我慢できなくて、転職を考えるようになりました。
ネットで調べていく中で知ったのが、今私がやっている、オペ室応援ナースという働き方でした。